まいど! 「ねこまにあ」です。
一昨年購入した築100年戸建の進捗状況です。
残置物が山のようにあったり、床下からの湿気でカビまくってたり、湿気で床がブヨブヨになってたり、トイレは雨漏りしてたり、廃墟寸前の状態からDIYをメインにリフォームしています。
今回はリビング・ダイニングの床の捨て貼りまで施工したので自分への備忘も含めてまとめています。
床下の湿気対策
柱も土台も大引きも床も地面からの湿気でぐずぐずにやられていたので、今後はできるだけ長持ちさせるように湿気対策をします。
大引きまで設置してから湿気対策を始めます。
地面のうえに防湿シートを敷き詰めることで湿気をシャットアウトします。
敷き詰めた防湿シートはこれです。
幅が950mmなので、大引きの間隔(=束の間隔)910mmに重ね代を含めてちょうどよい幅となっています。
注意点としては、1枚目の防湿シートを敷くときに大引きの丁度真ん中に設置する必要があります。そうしないと重ね代が左右で広くなったり狭くなったりちぐはぐになります。
また、束石ブロックもきちんと910mm間隔で設置しないとシートの重ね合わせがうまくいきません。
寸法をきちっと測って設置する必要があります。
今回は防湿シートを設置した位置も束石を設置した位置もバラバラなので重ね代があまりうまくいきませんでした。
重ね代と束石まわりには防水テープを取り付けることで、隙間からの湿気もシャットアウトします。
ただ、最初はいいでしょうが、このテープが何年くらい持ってくれるのかはちょっとわかりません。
根太を設置する
上の写真にもありますが、防湿シートを敷いたら根太を設置します。
根太のサイズは45×45mmとしました。 ビスは900mmのコーススレッドを使いました。
設置する間隔は303mmとすることで、この後貼る構造用合板のサイズ(1,820×910mm)がちょうど根太の真ん中に乗るようになります。
で、根太を設置するときに一番大事なのが1本目です。
壁に沿わせて設置したくなりますが、リフォームの場合壁が直線になっていることは少ないと思います。
このため、壁に沿わせて根太を設置し始めると知らず知らずのうちに根太が湾曲してしまい、スタイロフォーム(断熱材)がうまく入らなくなります。
なので、1本目はレーザー墨出し器や水糸を使って真っすぐに設置しましょう。
そして、2本は303mm間隔ではなく280.5mmで設置する必要があります。
これは1本目が壁際にあるため、合板を根太に半分かけるのではなく、全体にかける必要があるためです。
その後、303ピッチで根太を取り付ける際、根太を設置してからスタイロをはめ込んでも良いですが、微妙に隙間が空くことがあります。
なので、先にスタイロを258mmで切っておき、スタイロを挟み込むように根太を設置した方が楽だと思います。
スタイロをはめ込んでいる写真
ちなみにスタイロの厚みは30mmとしたので、根太の天端と高さを合わせるために15mm厚の胴縁を大引きのうえにスペーサーとしてビス止めしています。
スタイロは910×258mmサイズに切ることで大引きの上に端が乗り、床下に落ちないようにできます。
これ、すげぇ良かったです。
スタイロを切るときはカッターでも切れますが、専用の丸鋸刃を使って切ることで真っすぐ綺麗に、更に粉塵も少なく切ることができます。
構造用合板の設置
構造用合板は12mm、根太に直行するように設置します。
さらに、イモ貼りではなく千鳥に貼ることで強度が上がると言われています。
注意点は壁際から貼らずに、大引きの上に合板の端がくるように真ん中から貼るべきです。
上の写真は壁際から合板を貼り始めたため、合板の継ぎ目と大引きの継ぎ目があっていません。
合板の継ぎ目は強度が弱い場所になるため、大引きの上にくるようにすべきだと思います。
今回のLDの床ではミスりましたが、今後キッチンや洋室などは気を付けて貼ろうと思います。
もう一点注意点としては、廊下や隣の部屋と繋がる部分は根太が半分見えるように合板を欠きこんでおく必要があります。
そうしないと隣の部屋の合板を固定するところがありません。
構造用合板の固定
YouTube等を見ると、大工さんは釘打ち機で床を固定しています。
ただ、今後施工中にもう一度床をめくることがあった場合、かなり手間になるのでビスで固定しました。
使ったのはこのコンパネビスです。
150mm間隔で固定しました。コンパネ専用のビスだけあって合板の浮きもなくしっかり固定してくれました。
また、ビスで固定する前に根太の位置がわかるように墨壺で根太の位置を出しておきましょう。
床の完成
床の捨て貼りが完成しました。
毎週週末はこの廃墟に通ってDIYをしていますが、なかなか思うように進捗していません。
傷んでいる箇所が多すぎなのです。 さすが築100年。
ひたすら解体と改修工事を繰り返しながら、少しずつ人が住めるように改修と耐震補強を進めています。
まずは事故のないよう、でもできるだけ急いで進めなければ!
築100年は伊達じゃないです。
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