以前書いた「Arduinoを使ってカワサキのバイクから各種情報を取得する!」の記事ですが、BluetoothモジュールにHC-06を使っていました。
このHC-06ですが、記事にも書いている通り技適を取得していないため、屋外等で使うと違法になる恐れがあります。
屋外でも気にせず使うためには技適を取得しているBluetoothモジュールを使う必要がありますが、コストバランスを考えると選択肢はRN42あたりなるのではないでしょうか。
今回、RN42が組み込まれた「WRL-12576」を使って「カワサキのバイクから各種情報を取得するヤツ」を作っていますが、実は一晩中ずっと全然接続できなくて泣きそうになっていましたが、この度、晴れて原因がわかりましたので、どちらかというと自分用の備忘録としてこの記事を書きました。
RN42のデフォルトボーレート
RN42のデフォルトのボーレートは115,200bps
ちなみに、HC-06のデフォルトボーレートは9,600bps
「カワサキのバイクから各種情報を取得するヤツ」は、9,600bpsでの転送レートを想定しているので、RN42のボーレートを9,600bpsに変更する必要があります。
ちなみに、ボーレートとはシリアル通信におけるデータ通信速度のことです。(これも自分用の備忘録です。)
RN42のボーレート変更の準備
RN42が搭載された評価キット等、USBが搭載された基盤なら直接PCと接続して変更できますが、WRL-12576はUSBなんぞ付いていないため、Arduino経由でボーレートを変更します。
Arduinoの準備
なんでも良いです。Arduinoがあれば。
このArduinoに以下リンク先のスケッチを書き込みます。
ArduinoとWRL-12576の接続
書き込みが終わったら、ArduinoとWRL-12576を接続します。
接続する際はArduinoを一旦PCから外すようにしましょう。
接続方法
- WRL-12576のVCCをArduinoの3.3Vへ
- WRL-12576のGNDをArduinoのGNDへ
- WRL-12576のRX-IをArduinoのD10へ
- WRL-12576のTX-OをArduinoのD11へ
こういうとき、ブレッドボートとセットになったArduinoがあると便利です。
RN42のボーレート変更
接続できたら、ArduinoとPCを接続します。
次にArduino IDE(スケッチを書き込むソフト)を起動します。
起動したら、Arduino IDEから「シリアルモニタ 」を起動します。

この時、ボーレートは115,200bpsに設定しましょう。
そしたら、以下コマンドを順に入力します。
- s[Enterキー]
- b[Enterキー]
- r[Enterキー]
シリアルモニタに5行くらい文字が表示されればOK
これでRN42のボーレート変更は完了です。
注意点
RN42は以下の注意点があるようです。たまたまなのか、WRL-12576だと関係ないのかわかりませんが、私は何も考えず変更できました。
- RN42の設定を変更できる(コマンドモード)のは電源が入ってから60秒以内
- スマホ等とペアリング中も設定が変更できない
以上、主に自分用の備忘録でした!
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