まいど! 「ねこまにあ」です!
久しぶりのバイクネタです。
以前より、息子が「バイクでタンデムをしたい!」と言ってたものの、タンデムステップに足が届かなかったので先送りしていましが、ついになんとかギリギリ足が届くようになりました。
子供の成長は早いものです。
タンデムステップにちょこんと足が付くようになったので本人はタンデムする気満々ですが、ギリギリ足がつくだけでは危なっかしいので、赤枠のタンデムステップを上部へオフセットできないか試してみました。
結果、なんとかうまくいったのでご紹介します。
用意したもの
キジマのYAMAHA BOLT用 ステップアップブラケット(品番:213-188)です。
ヤマハBOLTの標準ステップポジションをステップの加倒方向へ35mmオフセットする部品です。
サイトに詳細な寸法があれば色々検討できたのですが、「35mmオフセットできる」以外、寸法についてなにも記載がなかったので、写真とにらめっこしてダメ元で購入してみました。
まぁ、BOLT専用品なので詳細な寸法が無いのは仕方ないのですが。
とりあえず取り付けてみよう
早速商品が届いたので、とりあえずポン付けできるか試してみます。
まずは純正のタンデムステップを取り外す必要があります。
純正のタンデムステップはピンで固定されており、このピンが抜けないようにEクリップがはめ込まれています。
Eクリップは簡単に取れないので、このようなスナップリングプライヤーがあると便利です。
(本来の用途はスナップリングの取付・取外し用ですが、Eクリップでも使用できます。)
Eクリップを取り外すと、このように簡単にピンが抜けます。
続いて第一難関、このピンが購入したブラケットにうまくハマるかどうか確認します。
もしブラケットの穴が小さい場合拡張する必要があります。 そうなるとすげぇ手間がかかります。
奇跡が起きました!
まさかのサイズピッタリです。
もしかしてこのままポン付けできるんじゃないかという期待が湧いてきました。
はい、残念。
速攻で夢が打ち砕かれました。
ブラケットの幅が若干厚く、ステップの受けに入りません。 しかも入りそうで入らない。
くっそぅ!!!
キジマのサイトにも載っていない、ブラケットの厚みです。 約24mmです。
ステップの受けに入るよう、鉄鋼ヤスリでゴリゴリ削ります。
ちなみにこのステップアップブラケット、ステンレスでできているのですげぇ硬いです。
削るときはブラケットをクランプ等で固定し、ステンレスも削ることができる鉄鋼ヤスリでゴリゴリするのがオススメです。
私は、ツボサン ブライト900エクストリームの粗目で削りました。
2つ合わせて30分くらい削ったでしょうか。
やっと厚み23mm(-1mm)まで削ることができました。 はぁ、疲れた。
もう一度取り付けてみよう!
入ったぁ!!
1mm削ることができれば、ピッタリ収まります。
写真は既にステップが取り付けてありますが、ハーレー用のステップを別途用意して取り付けます。
ハーレー用ステップの取付方法は、ブラケットに同封されている取付け手順に沿って行ってください。
よし! 完成!?
と思ったら、ステップがダランとだらしなく下を向いています。
こんなステップ、足滑らせてまうわ!!
これじゃぁ、危なくて使い物になりません。
よく確認すると、取り付けたブラケットとステップの受けの間にスキマが開いています。
このスキマが原因でブラケットが傾き、ステップが垂れ下がってしまいます。
このスキマさえピタッと塞ぐことができれば、ビシッとキマるはずです!
ホームセンターで金具を買ってきました。
これを先程のスキマにぶち込みます。
実は色々な金具を買っては試してを繰り返したのですが、結論から言うと
厚み2mmの金具が必要です!【コレ重要!】
金具の下に商品に付いていたバーコードを貼っていますが、寸法に厚みが書かれていません!
ホームセンターにノギスを持って行って、実際に測って購入してください。
2.5mm厚の金具は分厚くて使い物になりません。 ヤスリで削る元気のある方は別ですが。
金具を購入したら、ブラケットの底面にM6サイズのタップが切ってあるので、そこにビス止めします。
買ってきた金具にM6ボルトを通そうとしたらギリギリ通らず、怒りの拡張作業。
なんとか形になりました。
気を取り直してもう一度バイクに取り付けてみましょう。
3度目の取付作業
まずは金具を一度取り外して、先程と同じようにブラケットを取り付けます。
続いて、下から金具を差し込んでボルトで固定します。 結構ギチギチです。
ちなみに、万が一ボルトが抜け落ちると危険なので、ゆるみ止めを使うことをオススメします。
ボルトを締めて完成!!
ついにステップが垂れ下がることなく
ビシッとキマりました!!
これで息子とのタンデムができそうです!
バルカン900のタンデムステップのオフセットを検討されている方は、是非参考にしてみてください。
お約束ですが、掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任は負いかねますのでご了承ください。
では、みなさん良いバイクライフを!
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